手が馴染むのは、おなじルーツを持っているから。
肌に優しいのは、清浄な自然に育まれたから。
床を打つ足音がなつかしいのは、
誰もが持つ遠い記憶とつながっているから。
ふう、と大きく息をつき、
おなかの底からじんわりと温かくなるのは、
木に囲まれた暮らしが、日本の原風景だから。
あづみの松、
日本のふるさと、信州で生まれ育った木材です。
森で生まれ、あなたのもとへ。
人と暮らすために、生まれた木
ばたん、ごろり、ゆるり。
赤ちゃんのやわ肌にも、さらりとやさしい質感。
「きめ細やか」の、“ きめ” は“ 木目” と書きます。
信州の厳しい冬を乗り越えたあづみの松は、
木目が詰まったやさしい肌ざわりが特徴。
生まれて間もない赤ちゃんの肌に、
やさしく寄り添えるきめ細やかさです。
ぺた、ぺた、ぺた、
幸せのあしおとがする。
素足であるくと心地いいのは、
やはり木材だけが持つ魅力です。
子どもたちがぺたぺたと駆けまわる音。
仕事から疲れて帰ったとき、
くつしたを脱いで直に触れたときの心地よさ。
人のこころまで、つつんでくれる気がします。
なんかほっとする、の
“なんか”って、
いちばん大事な機能だと思うのです。
ただいまのあとは、ソファにころがって、おおきく深呼吸。
おなかの底から力が抜けて、
全身にゆっくりと温かさが巡っていくような気がするひととき。
無垢の木材には、人をリラックスさせる効果があると
言われていますが、なぜでしょう。
抗菌効果や調湿効果があること… なんて科学的な分析もありますが、
いちばんは、住む人に寄り添って過ごした時間が、
言葉にできない“ なんか” になるのだと思っています。
いっしょに、
歳をとっていこう。
人が歳を重ねるように、
木も、時とともに魅力を増していきます。
真新しさがさわやかだった質感が、
ゆっくりと落ち着きを増し、その表情を変えていきます。
キズもできるし、
ところどころゆがみだって出るかもしれません。
でも、だからこそ魅力的なのです。
あなたとともに育ち、ゆったりと、いつまでも、
人の時間に寄り添いながら暮らしていきます。
素足で感じるあたたかみ
あづみの松の魅力は、素足でその上を歩いてみると良くわかります。足の裏に感じるのは、ふんわりとしたあたたかみ。針葉樹であるあづみの松は、その内部に空気を多く含んでいます。この空気が断熱材のはたらきをし、適度なあたたかみを感じられるのです。暮らしの中に、ほっとするぬくもりを届けます。