製品
「あづみの松」
雄大な山々とそれを源に流れ出る清らかな水
独特の自然環境を有する信州。
そこで長い年月を経て育ってきた赤松は、
本州〜九州の広い範囲で分布する国産赤松の中でも、特に美しい木目が特徴です。
「しなの栗」
はっきりした美しい木目を持つ木です。
くるいが少なく耐久性も高いことから、土台や家具、鉄道の枕木などに使用されてきました。
名栗(なぐり)加工や削ったり磨きをかけたりするとより引き立ちます。
北アルプスで育った松・檜を
標高の高い雄大な山々に囲まれ、そこを源とする清らかな水が流れ出る長野県。
県土の79%が森林で覆われ、その約半分は植林による人口林。植林の歴史は江戸時代、幕府の直轄地として植林が進められたとの記述が残っており、
明治・大正の時代にもその事業は引き継がれました。
現在の森林を形成する多くの木々は戦後の復興の中、需要の高まりを受けて全国で植林が行われた流れをくんでおり、木々たちの樹齢は成熟期を迎えています。しかし、海外の低価格な木材の流入や生活様式の変化から、木材の資源としての価値が下がり、長野県の林業は衰退を続けています。
それでも今日も山に入り、間伐や下草刈りなどの手入れをし、木々を運ぶための道を作り、立派に育った木を丁寧に伐採している人たちがいます。
「あづみのシリーズ」はそうした長野県の林業の再生を願い、関係機関の連携による事業展開の中で産声を上げました。
目的
限られた木材資源の中 長野県は国土の約8割を占めており森林森面積は全国でも3番目の面積を有している森林県です。
しかしながら昨今、外材の進出に依り国内の森林資源利活用が年々衰退しておりました。
長野県も同様、特に赤松(中信地域は針葉樹の中でも約6割を占めております)の利用はなかなか進んでいない現状を鑑み、建築用資源としての有効活用することで、森林資源の再構築に取り組んでいます。
開発ストーリー
中信地区はアカマツの樹勢地域でしたが、社寺仏閣等に利用されていたり一般住宅でも旺盛に使用されていました。
しかし、使用頻度が減少し、伐期をむかえても利用が進まない状況から、
有効利用として丸太を化粧で出す手法から取り組み、“和美丸太”が誕生しました。
その後、住宅用建築資材として、“接着重ね梁”が自社製品に。
アカマツは針葉樹の中でもきめの細かさや、温かみがあり、床材として地域材の特性を生かしています。
製品
接着重ね梁
無垢材に近い見た目と質感を持ち、品質・性能に優れた材料
見た目はまるで無垢。小径木の国産材を接着接合することで、無垢以上に強度のある「接着重ね梁」を開発しました。
国土交通大臣認証を取得しています。
本来、無垢の横架材は30cm以上の大径材から製材されるのが一般的ですが、「接着重ね梁」であれば小中径材から梁せいの大きな横架材が製造できます。小中径材を組み合わせることにより、梁の高さを変えた生産が可能であり、注文に応じた製品の出荷が可能となります。