平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
ご報告が遅くなり誠に申し訳ございません。
弊社は、令和5年8月9日、事業再建のため、長野地方裁判所松本支部に民事再生手続開始の申立てを行いました。
このような事態となり、皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しますこと、深くお詫び申し上げます。
弊社は、平成25年以降、長野県、塩尻市とともに、豊富な森林資源の活用、森林の再生及び林業・木材産業の振興、木質チップを利用した再生可能エネルギーの普及等を図る総合的な森林バイオマス資源活用事業である「信州F・POWER プロジェクト」に取り組んで参りましたが、計画の見通しの甘さに加え、令和2年以降の世界的な木材価格の高騰(ウッドショック)やウクライナ情勢による国内木材の需要の高まりに伴う原材料仕入価格の高騰等の影響を受け、厳しい状況に置かれるようになりました。
厳しい経営環境の変化に対処すべく懸命な経営努力を重ねておりましたが、木質チップの供給不足により多額の補償金支払債務が発生するなど、財政状況が悪化し、結局民事再生法に基づく再建の道を選択することがベストであるとの結論に至りました。
弊社は、この度、幸いにもスポンサーである綿半ホールディングス株式会社からご支援のお申し出を受け、同社との間でスポンサー契約を締結致しました。今後も裁判所及び監督委員の監督の下、従前通りの営業を継続し、綿半ホールディングス株式会社の協力を得て、その再生に向けて、役職員一同全力を尽くして参る所存でございます。
皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますが、今後とも、従前通りお取引下さいますようお願い申し上げます。